深夜にとってもお寿司が食べたくなった。
しかも握り寿司。
寿司は大好物なので、食べたくなると深夜だろうが早朝だろうがかまわず探しまわる。
ねらい目は24時間の回転寿司屋なのだけれど、そう都合よく近所にあるわけがない。なのでコンビ二を狙いたいところだけれど、「握り」ではない。
ならば、スーパーならどうだ。
最近西友の食品売り場は24時間、開いている。
家には福岡直送の普通のママチャリがあるので、それにカッコ良くまたがって、いざ出陣とばかり威勢良く発進したいところななのだか・・・
自転車のキーは、相方が持っているので動かせない。
寝ている所を起こすわけにもいかず、
そうこうしているうちに夜明けが近くなってきた。
しかたない。自転車はあきらめよう。
ならどうやって西友までいく!?
そうだ。ヒッチハイクだ。
新聞配達が終わったあとの配達員を捕まえればいいじゃないか。だけれど、どうやって捕まえればいい。
あの高速移動する自転車をどうやって止める!?
あ、なんか楽しくなってきた。
おなか痛いんです。乗せてくださいって止めてみてはどうか。
「家どこですか」
「西友」
だめだ。これじゃだめだ。
うーん。要は止めればいいんだ。なら正面からぶつかって思いを伝えればいいじゃないか!
「寿司食べたいんで、乗っけてください」
「・・・・」
いやちょと待て。そんなこと誰が実行する?
もっと現実的に考えてもっと楽に行ける方法はないか・・・。
あ~めんどくせ~。
お寿司、もういいや。